信用取引口座を別途開設して必要な費用を払う
信用取引を始めるには、証券会社の通常の取引口座とは別に信用取引口座を開設しなければなりません。審査はあるものの、デイトレ御用達のネット証券会社の場合、形式的なものです。
開設時に4000円の収入印紙代が必要で、これは国の収入になります。売買を始めると、信用買いでは信用取引金利(日歩)、信用売りでは貸し株料がかかる以外に、売り、買いとも信用口座管理費が毎月発生します。信用売りでは逆日歩という特別な費用がかかることもあります。損失幅が拡大したら追加証拠金(追証)を請求されますが、そうなる前に売り逃げることができなければ、デイトレーダー失格でしょう。
もっとも、証券会社によってはそうした諸々のコストと引き換えに、信用専用料金制といって、信用取引の委託手数料を現物取引よりも若干割引してくれるところもあります。デイトレで信用取引したいなら、手数料の優遇がある証券会社を選ぶと有利です。
信用取引を使わなくてもデイトレはできますが、使えばペアトレードなど巧妙な戦術を駆使する妙味が味わえて、デイトレ生活にメリハリがつきます。